10年ぶりにAmerican Idolを見始め、ハマりつつあったのだけれど
産後2.5ヶ月。4歳児もいるし、日々バタバタではあるのだけれど、仕事をほぼしていないこともあり、自由時間は今までよりたくさんある。テレビ+携帯上でNetflixを見る時間がこんなにとれているのは、5-6年ぶりかもしれない。
そんな中、ふとしたきっかけでYouTube TVで今シーズンのAmerican Idolを観はじめた。この番組を最後に見たのは10年前だろうか。まだ続いていることにびっくり、という気持ちで何気なく見たエピソードがTOP42から24人を選ぶものだった。
そのまま、0歳児をあやしながら、録画されていたものを全て見て、気づけば残りは12人。生放送(毎週日曜・月曜)にリアルタイムで追いついてしまった。
気づけば、毎週の生放送を心待ちにするようになっていた
時間がたっぷりあった、という要素以外に、なぜこんなにも心をつかまれたのか振り返ってみると、主に次の4つの理由がある。
挑戦者たち一人一人の人生に少しづつ入り込んでいく番組構成
こういう番組によくあるパターンだが、エピソードごとに少しづつ彼らの育ち・家族・性格などが紹介されていくので、見ている側も親近感を持って応援したくなっていく
圧倒的にうまい。単純に歌を聴いてて心地よい
挑戦者たちのレベルが高い。歌声に心が揺さぶられる
ジャンルの幅と毎週変わるテーマの楽しさ
イースターの週はfaithにフォーカス、他にもロック、Disneyなど多彩。普段聴かないジャンルを自然に楽しめるのがうれしい
「待つ」時間があることのサスペンスと没入感
一気見ができない不自由さが、逆にその1回の価値を高めてくれる。リアルタイムで見るドキドキ感と、その回で脱落が決まる緊張感
でも・・・
昨日、5月11日の日曜日の番組はTOP5人が決まる日だった。残っていた7人全員が歌を披露し、2時間の番組の間に視聴者投票が行われ(携帯・webで)、その結果が番組の最後に発表された。
その結果選ばれた5人の中に、個人的に応援していた(というか、客観的にこれまでの彼女の歌を聴いていて最後の2人くらいに残ると思っていた)ワシントンDC出身のGaby Samoneが入らなかった。
正直かなりびっくりしたし、その後Twitterを眺めにいったら、ショックを受けていたのは自分だけではなく、むしろ怒っている人たちもいた。
選ばれた5人のうち、女性は一人だけ、かつ、カントリー歌手は二人いた。
それをみてTwitterでは八百長を疑う声もあったけれど、さすがにそれはないと信じたい。だけれど、それまで視聴者投票の信頼性をまったく疑わずにこの番組を楽しんでいた自分も、少し心が冷めていくのを感じてしまった。
アメリカに住んでいる人が過半数を占める視聴者投票でこの先が決まっていく、この番組。なんとなく、昨年の大統領選挙のことを思い出してしまう。
もちろん、Gabyの昨日の選曲やパフォーマンスが響かなかったのかもしれない。でも、最後まで残ると思っていた彼女がいなくなるという事実に、どうしても整理のつかない思いが残った。
結局、翌日の今日は昨日のような気持ちでワクワクすることができず、同じ時間に予定されていた、こちらも個人的には楽しみにしていたNY Knicks vs Boston CelticsのNBAの第4試合を見ることにした。
その試合が終わったら録画でAmerican Idolの続きは見てみようと思う。Gabyがいない今、個人的にはJamal Roberts推し・・。
以下は自分が好きだった今シーズンの一コマたち。