人財開発のプロフェッショナル向けのCPTDという資格(by ATD)

1944年に設立された、世界最大の人材・組織開発に関する、ATD(Association for Talent Development)という専門組織がアメリカにあります。元々はASTD(American Society for Training & Development)という名前だったので一部日本ではASTDとして知っている人も多いかもしれませんが、2014年にATDと名称を変更をしています。(ASTD Announces Name Changeというプレスリリース)。

そんなASTDを私が初めて知ったのはグロービスで働いていた2010年ごろでした。毎年行われていたカンファレンスに出張に行った社内の方々から「最近の潮流」の報告を受けるのを楽しみにしていたことを記憶しています。

参考:グロービスのブログ:ASTD国際カンファレンスに見る米国の人材育成の潮流(2014.11.20)

参考:ヒューマンバリュー社も1998年から毎回丁寧な参加報告レポートを公開してくれています:カンファレンスレポート(同社サイト)

そんなATDを通じてTalent Development(人財・組織開発)に関わるプロフェッショナル向けの認定資格を得ることができます。

今回大学院で、人材マネージメントを学んでいるので、周りにはSHRMの資格を持っている・または持とうとしている人がちらほらいるのですが、迷った結果私はATDが出しているCPTD(Certified Professional in Talent Development)の方にまずチャレンジしようと思って申し込みをしました。

参考:CPTDとは - The Certified Professional in Talent Development (CPTD) is a professional certification for TD professionals with at least five years of experience.

参考:SHRMとは -
SHRM certification is the only HR certification offered by the world's largest HR membership organization. The SHRM-CP® and SHRM-SCP® are recognized and valued by employers across the globe in all industries as the premiere human resources certifications.

ちょうどATDはTalent Developmentに関わる専門家が持つべきcapabilityのモデルというものを2020年に一新したばかりで、CPTDもその新しいcapability modelの内容を反映したものになっているようです。

試験時間は全部で3時間。

6月末までに受けたいな、と思っているので、以下の3つのドメインに分かれる23の分野において自分の理解の凸凹をなめらかにしていかなくてはいけません。

こういう資格って特になくても仕事ができるシーン・状況ももちろんありますが(実際今までこんな資格がなくてもTalent Developmentの世界で働いてきている)このようにとある分野において、ある程度credibilityのある団体の資格を持っていることが今後就活活動をする時に役立つかもしれないな、というのと、実践onlyでやってきた自分の盲点やバイアスを学ぶことにつながるのでは、ということで、頑張ってみようと思っています。

関連エントリー:Evidence-based(エビデンスに基づいた)マネージメントとか、コーチングとか

Previous
Previous

ポラリティマネジメントと、アウフヘーベンする、と色々。

Next
Next

「人を育てる」と自分の性格特性との関係性